特定非営利活動法人ツバルオーバービュー

ツバルに生きる1万人の人類

ツバル国民全員をインタビューして写真撮影を行う「ツバルに生きる一万人の人類」プロジェクト、今年は首都のフナフチ環礁から200km赤道よりにあるヌイ環礁に遠征を行いました。2月14日〜3月25日の期間中に、ほぼ島民全員と思われる501人のインタビューを完了しました。

ヌイ環礁はツバルにあって、隣国キリバス人の末裔が住む非常にユニークな島です。

島内ではキリバス語が変化 したヌイ語が常用語として使われているユ ニークな島です。離島間連絡船では 20 時間程度の旅程にあり、また、連絡船は月一度程度の来島です。島内には輸入品の類は極限られた物しかありませ ん。島民のほとんどが自給自足を軸にして生活を 行っています。

インタビューの中でも特に印象的だったのは、上の写真のAla Lolesi氏(63才)ヌイ環礁の長老会議のメンバーです。彼は家族の食料を確保する為に、日々、釣りに行き、芋畑でも汗を流し、ココナツをとる為に高い椰子の木にも登れるほどタフな身体をキープしている1人です。100年後のツバル人に何を残しておきたいですか?という質問に対して、他の島の人々は、芋畑、ツバルの文化、伝統的な家、など具体的な回答を寄せてくれた中で、彼1人だけが「ツバル、そのものを残したい」と力強く答えてくれたのでした。しかし、気候変動や海面上昇などのグローバルな問題は彼1人ではどうすることも出来ない問題です。インタビューをしながら、私たち先進国の責任の重さを日々実感する遠征でした。

今回の遠征では、代表の遠藤が写真撮影を担当し、インタビューとそのデータ入力、加えて家系図入力を現地駐在員の北添春菜が担当し、2名だけで進めました。当初、2名だけで進める事ができるかどうか不安もありましたが、村が小さく、歩き回る時間が少なかったことも幸いしてどうにかやり遂げることが出来ました。

2007年から開始した当事業は、ヌクラエラエ環礁、バイツプ環礁、ヌクフェタウ環礁、ニウタオ島、ヌイ環礁での取材遠征が終わり、ナヌメア環礁、ナヌマンガ島の2島を残すのみとなりました。2014年中の終了を目指して遠征を続けていく計画です。

当事業は、当団体サポート会員の皆さんからの会費に加えて、住宅エコポイント・家電エコポイントからのご支援も頂いて取材活動を続けています。今後とも変わらぬご支援を頂けますと幸いです。又、プロジェクトのアウトプットは、事業専用WEB SITE  http://www.10000.tv/ にて順次公開していくほか、首都大の渡邉英徳先生と共同で展開しているGoogle earthでのインターフェースでも順次公開して行きます。

プロジェクトの経過状況や代表理事の遠藤の活動状況はFacebookでも頻繁に公開されています。下記リンクも是非ご参照ください。また、Tuvalu OverviewのFacebookに「いいね!」をしていただくと、世界の気候変動ニュースの配信を受けられるようになります。ぜひ「いいね!」をクリックしてください。

Facebook : Tuvalu Overview

Facebook : 遠藤秀一

左:現地駐在員の北添春菜 右:当団体代表理事の遠藤秀一(3013年3月25日 ヌイ環礁にて)