特定非営利活動法人ツバルオーバービュー

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新首相カウセア・ナタノ氏が共同通信のインタビューに答える形で、このプロジェクトを首相としてメディアに公表しました。 以下、2019年10月17日の東京新聞の記事を転載します。大きな一歩を踏み出したことになります。

【フナフティ=共同】南太平洋の島国ツバルのナタノ首相は共同通信との単独会見に応じ、地球温暖化による海面上昇で国土消失の危機があるとして「人工島」の造成を計画していることを明らかにした。首相は「海抜五~十メートルまで埋め立て、海面上昇でも、すべてのツバル人が住めるようにしたい」と述べた。九月の首相就任以降、国内外のメディアと会見に応じるのは初めて。ツバルには九つの島があり、人口は約一万人。海抜は平均一~二メートルで、海面上昇で水没の危機にある。フナファーラ島の環礁地帯を、近くから採取した砂を使って埋め立てる計画で、予定面積は約十六平方キロ。

首相は「ツバルの総面積は約二十六平方キロなのでこれでも大きなメリットがある。事業に二百億~三百億円かかるので、支援をお願いしたい」と日本など各国の資金援助に期待した。

ナタノ首相は、今世紀末に海面が最大一メートル強上昇する恐れがあるとする気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の最新の報告書に危機感を表明。「世界に温室効果ガスの排出削除をもっと求めたい」とする一方「埋め立て計画はツバルの人々の命や生活にとって重要だ」と実現に意欲を示した。工事開始時期は明らかにしなかった。

Kausea Natano

共同通信との単独会見に応じるツバルのナタノ首相=15日、首都フナフティで、遠藤秀一氏撮影・共同

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201910/CK2019101702000123.html

下記は2018年2月に行った現地での活動の様子です。

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昨年のcop23でプレゼンテーションを行った、フナファラエコアイランドプロジェクトに関して、フナフチコミュニティーから説明を求める声が高まり、1月からの滞在中に3回のプレゼンテーションをツバルの首都のフォンガファレ島で行いました。

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まず2月1日に町役場でTCAP(Tuvalu Coastal Adaptation Project by UNDP)の関係者が集まったときにCOP23向けに制作したインフォグラフィックを活用したプレゼンテーションを行いました。

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その翌日、ワールドバンクのソーラーパネルプロジェクトへ用地を提供する地主の集まりがあり、そこでもエコアイランドプロジェクトの説明をしました。

ツバルでは島の中の決め事は、ファレカウプレと呼ばれる会議を経て決定されます。この会議に出席できるのはマタイと呼ばれる家族の長だけです。

地主=マタイ=『親戚縁者一同で構成するクラン(氏族)の代表者』 という構図です。今回のミーティングもマタイが多数出席していたので、アイランドチーフの意向でプレゼンを行いました。予想以上の高評価だったので、いよいよファレカウプレミーティングへと進みます。

ファレカウプレは島の中央にある集会場「TAUSOA LIMA」で開催されます。昔は床に座って行っていましたが、最近はプロジェクターも用意され、普通のミーティングと変わらない様相です。

プレゼンテーションには反対意見もなく、フナフチ環礁のマタイ達には快く受け入れられたということになりました。アイランドチーフのシリンガ氏は今後、資金を集めるための基金団体設立に向けて調整を始めることになります。

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写真左から 代表理事の遠藤氏 アイランドチーフのシリンガ氏 ボランティアスタッフの清水氏

資金提供や技術協力などのご支援の募集を近いうちに開始します。ご興味がある方がいれば、お気軽にお問合せ下さい。

参照:フナファラ・エコアイランド プロジェクト PDFファイル