特定非営利活動法人ツバルオーバービュー

現地事務所通信

日本の援助で建設が勧められていたAMラジオ局が2011年11月9日(水)無事完成し、試験的に放送が開始されました。

ラジオはツバルで唯一のメディアであり、ツバルの人達の生活に密着した情報が日々流れています。これまでツバルではFM放送が使われていましたが、首都のフナフチにある本局から離島の支局までの伝送を衛星通信で行う為に通信費が高く、8つある離島の支局で故障が起きると、その島では放送が聞けないなど、高い維持費と情報格差が問題となっていました。今回導入されたAM放送は電波の搬送距離が長いため、フナフチのラジオ局から送出される電波がツバル国内の9島全域をカバーすることができます。首都フナフチのみ従来からのFM放送を使用)

ツバルラジオで番組プロデューサーを務めるアファセネ・ペセさんは、新しくなったラジオ局について、以下のように話します。

「事務所も機材も全て新しくきれいになって、職員一同とても喜んでいます。みなここで働けることに喜びを感じています。昔のラジオ局では、防音設備が整っていなかったため、外で犬が吠えたり雨が降ると全て放送に入ってしまっていました。今の放送室は外の音が全く聞こえませんし、敷地の周りにフェンスを張ってくれているので、犬や酔っぱらいが入ってきて放送の邪魔されることもありません。本当にすばらしい放送局です。

ラジオはツバルで唯一のメディアであるにもかかわらず、以前の放送システムでは放送が届かない島があり、そういった島の人々からのクレームが多く私たちのほうに寄せられていました。今では、ツバル国民全員に100%満足のいく放送が流れますし、離島からたくさんの感謝の声が寄せられます。放送を流す側の私たちにとっても、これほど嬉しいことはありません。こんな素晴らしいものをいただいて、日本には本当に感謝の気持でいっぱいです。

Fakafetai lasi lasi(ありがとうございました)。」