特定非営利活動法人ツバルオーバービュー

現地事務所通信

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ツバルに一度でも来たことがある人にはお馴染みのVAIAKU LAGI HOTEL(バイアク・ラギ・ホテル)この国、唯一のホテルです。ツアー客、政治家、芸能人、誰が来てもこのホテルに宿泊します。しかし、ホテルと呼ばれてはいるものの、その実態は、大きめの民宿程度の実力しか無いにもかかわらず、価格は一流ホテル並みです。

1993年に台湾の支援によって建てられた同ホテルは、当然、ツバル国にプレゼントされ国有ホテルとなりました。それ故、運営もサービスもツバル式で行われ、政治家の親戚から従業員を雇うので、英語が話せないクラーク、料理ができないキッチンスタッフ、書類作業ができないレセプション、、、(この状況は政府宿舎の中でも多々見られますが・・・)

ホテルの悪態や混乱ぶりで本が一冊書けるほどのエピソードがありますが、今回は割愛して、この状況を良くしようとする試みにチャレンジする運営者を紹介します。

数年前にもこのホテルは売りに出されたことが有りました。しかし、買い取りに手を挙げる人は誰も出てきてくれず、昨年から運営主体の公募を行ってきました。公募には3組ほどが参加したと言われています。そして勝利したのは、TNPF(Tuvalu National Provident Fund=ツバル国民共済基金)です。

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TNPFは上の写真のショッピングセンター「ウルカイ・オ・ツバル」への出資の実績があります。ちなみに、このショッピングセンターと呼ばれている2階建ての建物は、タウンカウンシルの隣に位置し、1階にパン屋と洋服屋、2階に中華料理屋と雑貨屋が入っています。2階の中華料理屋はオススメできます。ちなみにツバルオーバービューの現地事務所は、この建物の裏側のラグーン沿いにあります。

ホテルの運営者としては、現在、月の平均で40%から50%しかないホテルの宿泊率を月平均80%まで上昇させるという目標を掲げています。その為に、海外から支配人を今年の8月頃を目処に雇用することをまず考えているようです。支配人が決まったところで、ホテルの改良工事に着手する見込みで、パブリックスペースの改良、部屋数の拡大、海外からの従業員の雇用も視野に入れています。

ホテルの支配人になりたい!ツバルのホテルで働きたい!もちろん、日本人従業員も大歓迎です。我こそはという方がいらっしゃいましたら、是非、お知らせください。

ホテルもどき、から、本物のホテルへ! ツバルに遊びに来る楽しみがまた増えますね。

執筆:遠藤秀一 取材:松浦克彦