特定非営利活動法人ツバルオーバービュー

山のツバル

体験施設「山のツバル」のご案内

ツバルでも日本でも気候変動の影響を感じる機会が増えてきているように思います。気候変動は化石燃料の大量消費による空気中の二酸化炭素濃度の上昇が原因とされています。この図式が正しいかどうかを見極めるには、もう少し時間がかかるという見方もあります。しかし、もともと限りある地球という小さな星の資源を、大量に消費し続ける今の状況に疑問を感じる人は少なくないことでしょう。

この大量消費から卒業するためのヒントとして、小さくそれほど豊かではない珊瑚環礁という、目の前に限界がすぐに見えてしまう厳しい環境に調和したツバルの人々の自給自足の暮らしに、私たちは学ぶところが多いと思ってきました。そして、その暮らしを体験する機会として、ツバルへのエコツアーも開催してきました。

エコツアーに参加してくださった方々からは、今までの暮らし方を改めて、ツバル的な大量に物を消費しない暮らしを始めてみたい!そういう感想を沢山いただいています。その、新しい暮らし方をスマートに実践する場として、2010年に鹿児島県曽於市財部町(そおしたからべちょう)に、体験施設「山のツバル」を開設しました。

財部町は古くから林業の町として栄えた山間部にある小さな町です。その財部の杉材を贅沢に使った築85年の古民家を再生し、今でも豊富に生産される再生可能エネルギーの杉やヒノキなどの薪を主要な燃料としての暮らしを実践しています。昔ながらの、囲炉裏、カマド、薪風呂などを備え、太陽熱温水器やソーラーパネルなどの新しいエネルギーへの思索も行っています。

この「山のツバル」では、囲炉裏やカマドなどの古民家体験、薪割りやその薪で焚いた薪風呂体験、また400坪の敷地内では季節の野菜を自然農で育て、近くの田圃でも自然農にてお米をつくっています。時期によってはそのような農作業体験も織り交ぜた滞在ができる施設として現在準備中です。

ツバルに習って、エネルギーと食べ物を周辺にある豊かな自然から分けて頂いて、お金もかけずに贅沢に暮らしていく。振り返ってみるとこれは昔から私たち日本人が普通に行ってきた暮らしぶりです。「身土不ニ」という言葉が示すような暮らし方です。その暮らしをスマートに実現し、楽しく体験していただくための施設として「山のツバル」はあります。

現在、代表理事の遠藤夫妻が住み込みで準備・修行中です。日本の田舎に眠っている数々の技と知恵をみなさんと共有できるように頑張っています。準備出来しだい体験受け入れを始める予定です。楽しみにお待ちください。

日々の事業の進み具合は、次のブログページからご参照いただけます。http://yamano.tv/ をぜひご覧下さい。

» 過去の活動一覧

田植えが終了した山のツバル

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鹿児島県財部町にある体験施設「山のツバル」では、自然農の田植えが終了し、夏を迎える準備が整いました。5畝の田んぼには地元優良種の「ヒノヒカリ」という品種のお米が植え付けられています。

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肥料も農薬も使わない自然農の田んぼには、沢山の生き物がいます。田植えが終わったとの除草中には、トンボの羽化に立ち会ったり

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イシガメに出会ったりと、楽しいことが満載です。

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梅雨の晴れ間の今日は、ソーラーパネルも調子よく発電しています。

田んぼでは、この後、数回の草刈りを経て8月の出穂を待ちます。稲刈りは10月前半の見込みです。昨年は田んぼの横の崖が崩れたり、稲刈り直前にイノシシが田んぼに入って荒らしてしまったりと、アクシデントが重なりましたが、今年は、何事もなく収穫までいけることを祈っています。