南太平洋に珊瑚礁だけでできた9つの島だけで構成されているツバル国、それぞれの島に特徴があり、島人の気質もそれぞれ異なります。
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唯一の国際空港がある首都のフォンガファレ島があります。フォンガファレ島は2000年以降、都市化が進み人口も過密状態にありますが、島を取り囲む自然は美しく、簡単な商店やレストランも有り、観光客には人気のスポットです。
海抜が低いため、地球温暖化による海面上昇の被害も目立っています。観光で訪れる場合は乾季の4月〜11月までがオススメのシーズンです。12月〜3月は雨季となります。特に1月〜3月は大潮の時期とも重なり、この時期の満月・新月の満潮時には、海面上昇の被害が分かりやすく顕在化します。
以下に紹介する首都以外の離島への連絡船もフォンガファレ島から発着します。離島に渡るには前後合わせて2ヶ月ほどの日程を組むことをお薦めします。
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首都の北に位置するバイツプ環礁は、ツバル国内では一番大きな面積がある島です。公立のセカンダリスクールがあり、学生の移動も多いので、連絡船の頻度も高く、離島の中では一番訪れやすい島です。
離島の中では唯一港があるしまでもあり、上陸も難しくありません。
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首都からわずか60kmほど北上したところにある環礁です。連絡船では6時間ほどかかります。多くの政治家を輩出してきた島で、策略に長けた気質があるとも言われています。
大きなラグーンや環礁周辺には海産物が豊富で、この島では毎日新鮮な魚を堪能することができます。逆に、魚が苦手な人は近づかないほうが良いかもしれません。また、ヤシガニが豊富に取れることでも知られています。
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ヌイ環礁は、ツバル国内にあるにもかかわらず、キリバス人をルーツにした人々が住んでいる珍しい島です。キリバス語しか話せないなどと揶揄されることも多いのですが、キリバス語とツバル語、両方話せる人がほとんどです。
キリバスの血が原因かどうかは定かではありませんが、地道な作業を根気よく行うことが得意で、村の中にあるタロイモ畑もよく手入れされていて、旨いタロ芋を食べたければヌイ環礁に行くことをお薦めします。
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ナヌマンガ島は環礁ではなくサンゴ島です。国内では一番海抜が高い島で、海抜5m程度はあると思われます。倹約家の気質が強い島と言われています。
海をこのように見下ろす地形があるのはこの島だけです。
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ナニマンガ島と同様、環礁ではありません。お節介で親切なツバル人気質を強く持つ人達が住んでいます。昔のツバル文化を伝えるための展示を集会場に常設していたり、秘密のマーシャルアートの伝道師達がいたりと、歴史とミステリーの島です。
港がなく、上陸は危険が伴います。それでも、1度は訪れてみたい島です。
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国内最北の島ですが、南半球にあるため、赤道に一番近い島となります。
大きな教会があり、内部は国内で一番派手な装飾が施されています。
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首都のフナフチ環礁の南にある小さな環礁です。フィジーからの飛行機の中からもよく見ることができます。国内で初めてキリスト教が伝播された島で、キリスト教に強い思い入れがある人々が住んでいます。
宗教行事に熱心に取り組んだ成果かもしれませんが、作曲、歌、ダンスなどが得意で、芸能の島とも言われます。
海抜が非常に低く、海面上昇の影響を強く受けている島の一つです。
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国内最南端にある島です。フィジーに近く、地質的もフィジーの島との共通点が多いように思います。土壌が豊かで牧草も生えるため、昔は牛が数頭飼われていたようです。人口わずかに40人程度。遠く離れたニウタオ島に所属しています。