1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

ツバルとは

渡航情報

ツバルへの渡航情報があまりにも少ないので、同じような質問を沢山いただきます。そこで、自力でツバルに行きたい人の為にこの資料ページを制作しました。この資料やTuvalu Overviewのホームページ内のデータを参考にして旅行を計画する際は以下の点にご注意ください。

・正確な情報提供を目指していますが、間違っている場合もあります。その際は、間違っている部分と、正しい情報をお寄せくださいますとたいへん助かります。また、掲載情報を利用した利用者に不利益や事故等があった場合、Tuvalu Overviewおよび管理人の遠藤は一切の責任を取ることが出来ません。各自の責任でご利用ください。

・メールでの質問を沢山いただいておりますが、質問をされるまえに、まずTuvalu Overviewのすべてのコンテンツに目を通してください。管理人の著書「ツバル 海抜1メートルの島国・その自然と暮らし」にも観光案内を付録として掲載しています。そちらも是非ご覧ください。(ご自分で購入されなくても、近くの公立の図書館のリクエストカードでリクエストすれば収蔵してくれます、おためしください。)

・地球の歩き方の情報を確認するために質問される方が沢山います。Tuvalu Overviewおよび管理人の遠藤は地球の歩き方の執筆には一切協力しておりませんので、そのような質問にはご返答できませんのでご了承ください。

・個人旅行の方で、宿の予約やボートのアレンジをTuvalu Overviewおよび管理人の遠藤にリクエストされる方がいらっしゃいます、その際はメールに自己紹介と旅行の目的を明記していただければ検討させていただきます。業務依頼の場合はこちらをご覧ください。

・情報交換用のメーリングリストを運営しております。過去ログ等にも役に立つ情報がありますので、是非登録してください。

・このページ内のデータに間違いや修正が必要な場合はこちらまでご連絡下さい

2015/08/01 更新

日本からツバルへ渡航する際に最も一般的な方法となっている空路についてご案内します。フィジーからの連絡船での渡航などは、ロンリープラネット掲示板などを参考にしてください。

ツバルの首都のフナフチ環礁フォンガファレ島へは、フィジーから週に2回のフライトがあります。日本ーフィジー間は直行便はなく、他国を経由する航路しかありません。インチョン、香港、オーストラリアなどで乗り継ぎが可能です。ここでは、比較的リーズナブルな韓国インチョン経由での日程を成田空港発着でご案内しています。

最短日程

日曜日 成田発→韓国・インチョン空港着 13:55発~16:20着 KE704
インチョン発→フィジー・ナンディー空港へ 19:05発〜08:20着 KE821
月曜日 ナンディー空港着 ナンディーにて1泊
火曜日 ナンディー空港発→スバ・ナウソリ空港着 06:30発〜07:00着 FJ3
ナウソリ空港発→ツバル・フナフチ空港着 09:00発〜11:35着 FJ281
ツバル 2泊3日の滞在
木曜日 フナフチ空港発ーナウソリ空港 12:20発〜14:50着 FJ280
ナウソリ空港→ナンディー空港 17:30発〜18:00着 FJ18
金曜日 ナンディー空港発→インチョン空港着 09:45発 17:35着 KE822
インチョン空港発→成田空港発 18:40発~20:55着 KE705

一般的な日程

火曜日 成田発→韓国・インチョン空港着 13:55発~16:20着 KE704
インチョン発→フィジー・ナンディー空港へ 19:05発〜08:20着 KE821
水曜日 ナンディー空港着 ナンディーにて1泊
木曜日 ナンディー空港発→スバ・ナウソリ空港着 06:30発〜07:00着 FJ3
ナウソリ空港発→ツバル・フナフチ空港着 09:00発〜11:35着 FJ281
ツバル 5泊6日の滞在
火曜日 フナフチ空港発ーナウソリ空港 12:20発〜14:50着 FJ280
ナウソリ空港→ナンディー空港 17:30発〜18:00着 FJ18
水曜日 ナンディー空港発→インチョン空港着 09:45発 17:35着 KE822
インチョン空港発→成田空港着 18:40発~20:55着 KE705

航空機詳細

すべての航空機はそれぞれのウエブサイトから予約購入ができます。HISなどでも発券可能ですが、格安枠の設定はありません。

(1) 成田→インチョン(KE:大韓航空

成田~インチョン 毎日運行 13:55発~16:20着 KE704
インチョン~成田 毎日運行 18:40発~20:55着 KE705

(2) インチョン→フィジー(KE:大韓航空)

ソウル~ナンディー(フィジー) 火、木、日 19:05発 08:20着 KE821
ナンディー(フィジー)~ソウル 月、水、金 09:45発 17:35着 KE822

(3) フィジー→フナフチ(FJ:フィジーエアウエイズ

スバ→フナフチ 火・木 09:15発 11:35着 FJ281
フナフチ→スバ 火・木 12:20発 14:40着 FJ280

※上記空路での旅費はエコノミークラスで25万円前後となります。
※パスポートの条件
・フィジー入国 有効期限3ヶ月以上
・ツバル入国 有効期限6ヶ月以上必要です、ご注意ください。観光ビザは現地で無料発給されます。

フィジー国内での移動

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ビチレブ島地図:a.t.s. Pacific パンフレットより引用

日本からの飛行機はフィジー、ビチレブ島の西側、観光都市のナンディー国際空港に到着します。しかし、ツバル行きの飛行機は島の反対側、行政区があるスバ近郊のナウソリ国際空港からの発着となります。ナンディー到着後、ツバル行きのスケジュールにあわせて、ナンディーからスバまで移動しなければなりません。ナンディー~スバ間の飛行機での預け荷物の重量は15KGとなっています。

・空港間を飛行機で移動する 片道 約15000円 所要時間0.5時間(フィジーエアウエイズ
・タクシーをチャーターする 片道 約F$160 所要時間5時間程度
・長距離高速バスを利用する 片道 約F$120 所要時間5時間程度
・ローカルバスに乗る 片道 約F$25 所要時間5時間30分程度

ツバル行きの飛行機

以前に比べれば機体も大きくなり、予約も取りやすくなりましたが、早めの予約をお薦めします。また、土曜日発着の臨時便が設定される時期があります。このフライトは乗客が少ないとフライトキャンセルになる場合が多くお薦めしません。

通常運行においても、遅延、キャンセル、など様々なトラブルが発生します。特に帰国後は余裕を持った日程を組むことをお薦めします。また、FJの都合でフライトキャンセルとなった場合は、帰国便のKEを片道再購入となります。KE帰国便を1回のみ変更可能な設定で購入することをお薦めします。

機内でツバル国への入国書類と健康チェックカードが配布されますので、機内で早めに記入してください。まれに機内の書類のストックが切れていて、配布されない時があります。その際は、降機後に陸上の係員から受け取って記入してください。それぞれの書類のサンプルがダウンロードできます。事前に辞書などで調べておくと楽に記入できます。印刷しても実際には使用できません。

Arrival Card
Health Arrival Card

健康や治安に関して

●フィジーにて

水道水にあたる場合があります。基本的にはミネラルウオーターをお勧めします。水道水を飲む場合は必ず煮沸してから飲むようにしてください。飲み物に入っている氷も腹痛の原因となる場合があります。あわせてご注意下さい。

また、治安が悪くなっていると言われています。町の中を歩くときは十分に気をつけてください。特に夜間の一人歩きは危険です。

●ツバルにて

なにしろ暑いところです。水は最低でも1日に2リットルは飲むようにしてください。その際、基本的にはミネラルウオーターをお勧めします。雨水や海水を淡水化した水を飲む場合は必ず煮沸してから飲むようにしてください。

またペットボトルの回し飲みは絶対にしないでください。他人の口内にある雑菌がペットボトルのキャップ付近で繁殖し、それを接種することで下痢や発熱の症状を引き起こすことがあります。40度近い熱が出ますので注意が必要です。

他にも日本人には抗体が無い雑菌・ウイルス・寄生虫があるようです。ビタミンCを接種したりして体の抵抗力を落とさないことが大切です。また、日中日差しが強い屋外に長時間体をさらさないようにしてください。熱中症になる恐れがあります。体に不要な傷を作らないことも重要です。傷口が化膿して雑菌が侵入し発熱する例も見受けられます。傷が出来た場合はまめに消毒をする、絆創膏を貼って保護する、虫除けなどを塗ってハエがたからないようにする、抗生剤を持参して化膿してしまったら薬を摂取するようにする、など充分に気をつけてください。

※長期滞在をする際の注意(長期滞在は6ヶ月以上の滞在を目安にしています)

ツバルに長期滞在をする場合は以下の予防接種をされることを強くお勧めします。

  1. A型肝炎 / B型肝炎
  2. 破傷風
  3. ポリオ(特にフィジー)

また、過去にデング熱にかかったことがある人は、外務省の渡航データを参照して、フィジー、ツバル近辺でデング熱が発生しているときは渡航を中止した方が良い場合があります。(デング熱は場合によっては、デング出血熱となります。死亡率が大変高いといわれています、充分に注意してください)

万が一病気や怪我をしたときの為に、海外旅行保険には必ず加入することをお勧めします。保険に加入していれば重傷の際などに緊急搬送を受けることが可能です。搬送先はフィジーではなく、ニュージーランドかオーストラリアを指定してください。

ツバル国内での移動

manufolau

ツバル国内には首都のフナフチ環礁を除くと、8つの離島があります。日本でも東京に数日滞在しただけで、日本が分かったと思えないのと同じように、ツバルも首都以外の島を経験しなければ、ツバルをわかったとは言えないでしょう。

離島へは貨客船での移動方法が一般的です。それぞれの島に月に1回程度は貨客船の発着があります。しかし、運行状況は不定期なので、一度離島に渡ると、いつ本島に戻れるかは分かりません。また、離島では港がなく、小型の木製ボートで上陸するため大変危険です。

日本から船の運行日程を入手したり、事前の手配は不可能です。フナフチに到着してから、空港前の政府ビルの1階にあるシップオフィスにて詳細を確認して下さい。