1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

気候変動ニュース

開催中のCOP16において世界気象機関(WMO)が世界の平均気温が過去最高になる見込みであることを発表しました。原因として温室効果ガスの排出増加をあげていて、この気温上昇は地球温暖化であることを示唆しています。

このような地球の状況に関して、COP16では京都議定書の次の枠組みを決めることを目標に会議が進められていますが、コペンハーゲン同様、大きな進展は見られない模様です。また、日本政府が京都議定書の延長という考え方に対して後ろ向きな姿勢を表明したことも会議の進展をブロックした要素として取り上げられていて、あまり良いニュースが伝わってきません。

Tuvalu Overviewの副代表である川阪氏がカンクン入りして現地情報をお伝えする予定でしたが、体調不良のため参加不可能となってしまい、会議場からのレポートができなくなってしまったのですが、様々な情報ソースから有益と思われる記事を紹介していこうと思います。

今回は日経BP社が運営しているECO JAPANの記事「京都議定書の延長が焦点、COP16で孤立する日本–途上国に譲歩するEUを押し戻せるか–」へのリンクを紹介しておきます。

http://eco.nikkeibp.co.jp/article/report/20101203/105432/

図入りで、先進国、途上国、両方の視線からみた今までの会議状況と今後を分かりやすくまとめています。今後のニュースを見る際にも大いに役立つコラムとなっていますので、是非、ご一読ください。

この記事などを読むと、日本政府?ちょっともうすこし上手くできないの?っていう気持ちになる方もいるかもしれません。例えば、こんな記事も出ています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101201-00000076-mai-pol

日本政府、もっと頑張れ!と思われた方は、FoE Japanが用意している下記のサイトから首相官邸に意見を送ることができます。是非、私たちの声をカンクンに届けましょう。

http://www.foejapan.org/climate/doc/COP16_action.html

引き続きニュースを受取次第サイトにアップしていきます。