1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

気候変動ニュース

↑2012年3月8日の大潮の際の浸水被害(バイツプ環礁)

2012年1月24日より3月9日の期間、Tuvalu Overview離島遠征チームはバイツプに滞在し多角的な活動を行ってきました。メイン事業は「ツバルに生きる一万人の人類」の推進ですが、このほかにも、2回の環境セミナー、そして、バイツプ環礁でも顕在化している気候変動、特に海面上昇の被害の調査とそれに対する適応策を提案しました。

島外の人間がこのような提案を独自に行うことは非常に珍しいことですが、今回は、この提案をバイツプ島のアイランドカウンシルが受け入れを採択し、事業開始に向けて大きく動き出しているという、今までない嬉しい状況が進行中です。適応策は、島民の自主的な日々の努力で推進できる内容ですが、コンクリートなどの一部資材を輸入する資金などが必要になります。

今回のこの事業は島民が自主的に進めていく適合策として、ツバル国内のみならず、海抜の低い珊瑚島での適応策のモデルケースとなる可能性もあり、当団体としても的確なバックアップを行っていきたいと検討しています。

この事業に対しての皆さまからのご支援をいただけますとたいへん助かります。

提案内容はPDFにまとめてありますので、ダウンロードしてご確認の上、ご検討頂けますと幸いです。

バイツプ環礁気候変動適応策「Raising the Main Road」 PDF752KB

ご質問などはお問い合せのページよりお気軽にお寄せください。

↑バイツプ環礁、外洋側で見られる浸食被害、フェタウという木の植林など地道な活動が続けられている。