戸隠小学校で講演会を行いました。
2004年8月2日より戸隠のギャラリー「とがくれ」で写真展を開催していましたが、そのご縁で、戸隠小学校で講演会をさせて頂くことになりました。8月23日、本校と分校の2カ所、2回に分けてそれぞれ60名ほどの小学生と一緒に、ツバルの美しい自然、その自然に調和した暮らしや文化、そして今起こっている地球温暖化とは?海面上昇とは?ツバルはどうなってしまうのか?地球はどうなってしまうのか?戸隠の小学生は何ができるのか?わずか2時間の授業でしたが沢山のことを考えることができました。
上の写真は、南の島の必需品「ココヤシ」の実を割って、中身のジュースを飲んだり、椰子の実の構造を体験したりするワークショップの一コマです。子ども達の楽しそうな活き活きとした表情が印象的です。右手前で椰子の実を割っているのが主宰の遠藤です。子ども達の活気につられて、大変楽しく講演を進めることができました。
本校での講演会の様子、山の子ども達には普段見られない海の光景がとても新鮮に写ったようです。
講演会はプロジェクターで写真やイラスト、ムービーなどを投影しながら進めます。
戸隠小学校での調整を担当してくださった碓井先生。実際に植物に塩水を与えて塩害をシミュレーションしてくださいました。
左が健康な植物。右が塩水を1週間与え続けたもの。枯れ始めています。
後半に行った環境に関するクイズを行っているところ、正解率100%でした!
戸隠の沢山の方々に支えられて開催できた講演会でしたが、みなさんのおかげで僕も子ども達も良い経験を共有できたと思います。色々ご協力くださった地元の皆さんに感謝!です。
この日、子ども達は家に帰って、お母さんやお父さんとツバルのことや椰子のジュースの味の話で盛り上がったことと思います。その中で、ツバルや地球を助けるために、家族でできることを話し合って考えてくださった家も沢山あったと思います。小学生や中学生の時期に覚えたことは良い思い出になると思いますし、たまに今回の事やツバルのことを思い出してくれるはずです。子ども達が大きくなって社会人となったときに、「もったいない」という常識を持った大人になって欲しいということを目的に講演会を続けていければ嬉しいと思っています。
~講演会に参加した子ども達から感想文が届きました!~
戸隠小学校6年春組 市川瑞輝さん より
この前の講演会で、ツバルは波が来るとギリギリまで海の水がくるのでびっくりしました。ツバルの人たちの飲み水がしょっぱくなったり、ヤシの木がどんどん倒れたりして、ほんとにたいへんだなあーと思いました。私たちは電気を節電して、二酸化炭素をなるべく出さないようにします。それは、いつか私はツバルに行ってみたくて、それまでツバルがあってほしいからです。
戸隠小学校6年春組 山田郁人くん より
こんにちは。先日はどうもありがとうございました。戸隠小学校でのツバルの講演会とてもすばらしかったです。地球温暖化の恐ろしさ、ツバルの人たちの生活、とてもよくわかりました。ぼくは今、節電に取り組んでいます。これから、この体験を生かせるようにしたいです。さようなら。
みんなどうもありがとう!また戸隠に遊びに行きますので、そのときはよろしくね!ツバルや温暖化に関して質問や疑問があるときは気軽に聞いてください。遠藤
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機会をくだされば全国津々浦々、コンピューターを片手に講演会に出向きたいと思います。ツバルのこと、地球のこと、僕たちの未来のこと、沢山の子ども達と、考えていければ嬉しいです。(小中学校での講演は東京から現地までの交通費をご負担してくだされば、お伺いします。お気軽にお問い合せください。)
(文章中の写真はすべて戸隠村在住の写真家:今井達さんの撮影です。ありがとうございました!
今井さんは戸隠村観光協会のHP へも写真を提供されています。戸隠の風景・動物や草花を沢山紹介しています。)