1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

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沖縄の講演その1
小学校での講演会の様子

2004年12月22~23日の2日間に渡ってツバルの現状をお伝えする講演会を開催することが出来ました。初日22日は那覇市にある宇栄原小学校の3年生~6年生、約350人の生徒さんとツバルの現状を勉強し、その夜はPTAのみなさん30名ほどの方々とツバルと温暖化の問題を話し合うことが出来ました。ちなみにこの学校の横山校長先生は沖縄県初の民間起用の校長先生で、環境学習に力を入れていることで知られています。

小学校の部の主催は宇栄原小学校・沖縄県地球温暖化防止活動推進センター
PTAの部の主催は宇栄原小学校PTA・沖縄県地球温暖化防止活動推進センター
でした。色々ご尽力くださいましてありがとうございました。

沖縄の講演その2
横山校長とPTAの皆さんを交えての懇親会

23日は「沖縄県地球温暖化防止活動推進員」の育成を目的とした研修講座での講演でしたが、同席してくださった茨城大学広域水圏環境科学教育研究センターの横木助教授、NPO法人気候ネットワークの田浦事務局長の助けを借りて、これから研修員を目指す方々へツバルからのメッセージを伝えることが出来ました。講座は、まず僕がツバルの紹介、今直面している問題を紹介した後に、横木助教授が専門である海洋工学の見地から地球温暖化による海面上昇の講義をしてくださいました。続いて、田浦事務局長から、推進員をはじめとする市民団体やNPO/NGOのパートナーシップでどのような活動が出来るのか、事例を含めて紹介をいただきました。沖縄県地球温暖化防止活動推進センターの長田さんの手慣れたコーディネートのおかげで有意義な講座に参加することが出来て僕としても大変たのしいひとときでした。参加された推進員候補の方々にとっても有意義な一日となったことと思います。

次回は2005年2月に鹿児島での講演会を予定しています、ツバルの美しさや直面している問題を直接お伝えして、解決策を議論できる講演会や研修会などが増えつつあることは本当に嬉しいことだと思っています。

沖縄の講演その3
沖縄県立玉城少年自然の家での講演会の様子
講演されているのはNPO気候ネットワークの田浦氏

沖縄は初めての訪問だったのですが、植生や人々の気質の中にツバル的なポリネシアの匂いを嗅ぎとることが出来ました。講演を通して沖縄の参加者の皆さんが同様に、ツバルを近しい存在と感じ取ってくれるかどうか興味深く思っておりましたが、やはり、沖縄の人達にとってもツバルをとても身近に感じ取ってくださったようで、「20年前くらいの沖縄と一緒だね~」なんて言うご感想もいただきました。

また機会があれば、沖縄の島の人達と島の未来のことを考えていきたいと思います。宇栄原小学校の皆さん、同PTAの方々、沖縄県地球温暖化防止活動推進センターのスタッフの皆さん、長田さん、そしてご参加くださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。