ツバルの現状が読売新聞で特集されました。
2005/02/17
2005年2月16日、7年の歳月をかけて京都議定書がようやく発効されました。アメリカやオーストラリアといった大国が参加していないと欠点はありますが、法的拘束力を持って温暖化効果ガスの排出を抑制できる大切な契約が有効になったことには期待を抱かずにいられません。
1997年、日本で採択された京都議定書はいわば日本が産み落とした大切な子供です。その子供が7年立ってようやく小学校にあがるような感じがします。これからはどのように育てていくか?本質的な試練は始まったばかりです。温室効果ガスの総量を削減することができて初めて「成功」といえるからです。
全世界で記念キャンペーンが行われました。沢山の関係者が待ちわびていた発効日ですが、ツバル首相マーティア・トーファ首相に言わせれば「7年は長すぎた…」。まったくその通りと思いますが、手遅れではないことを信じてみんなで頑張っていくしかないのです。
先週、現地を訪れたときにコーディネートをさせていただいた読売新聞の加藤さんの記事が2月16日の夕刊に掲載されました。一面記事と14面の2ページで大きくツバルの事を紹介しています。
読売新聞のサイトにも記事が掲載されています。
現地での仕事の結果がこんな形で公開されると、コーディネートした僕もとても嬉しいです。今後もTV番組の取材や講演会を通してツバルをもっと知って貰う活動を続けていこうと思います。
遠藤 秀一