1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

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風邪で喉をやられてしまっていたので、鹿児島に行けば温かくてすぐ良くなるかな~などと思いつつ到着した九州は何故か東京より寒くて小雪がちらつく日もあり、体調的には大変な出張でしたが、講演会には300人を超す方々が集まって下さって、とても嬉しく思いました。

京都議定書発効記念行事として今回のシンポジウム「海抜1メートルの島国 ツバルからのメッセージ」を企画主催して下さった、財団法人鹿児島県環境技術協会/鹿児島県地球温暖化防止活動推進センターの職員の方々と、当日お忙しい中お集まり下さいました皆様方にはこの場を借りて今一度お礼を申し上げます。(鼻声で聞きにくかったかもしれませんが次の機会には体調を整えてお伺いしようと思いますので、なにかありましたら又お声をおかけ下さい。)

13:30~16:30 という長丁場のシンポジウムでした。講演の後でも、座談会の後でも、沢山の方々から質疑をいただきまして、鹿児島県における地球温暖化に対する興味や関心が高いものであることを感じることができてたいへん嬉しかったこと、会場となった県庁の施設では至る所で節電を行っていたことが強く印象に残っています。

講演の中で、「色々な判断基準を体の側においてみては如何でしょうか?」というご提案をいたしました。なかなか難しいこととは思いますが、温室効果ガスの削減の為、そして、私達が地球で生活し続けるためには必要なことだと思います、できることから始めてみていただけると嬉しいです。

又、講演会前日に鹿児島県地球温暖化防止活動推進センター事務局長の清水さんから、県の施設「県民交流センター」内にある、生命と環境の学習館のご案内をいただきました。環境体験学習を堅苦しくなく、むしろ美しく展示し体験できるアトラクションは日本唯一のもので、鹿児島の子ども達が羨ましく思えるほどです。このトピックスを読まれた方で、鹿児島に行く際は、是非この施設を訪れてみて下さい。まず外側の県民交流センターに驚かされるはずです。県民をここまで大切にしてくれる県も珍しいと思えるほど立派な施設です。その脇には昔の城壁跡が残っていますが、天守閣はありません。城というハードウエアーよりも人間の教育や存在自体のソフトウエアーを大切にする文化があるのかな?などとも思いました。

清水さんはじめ、鹿児島県地球温暖化防止活動推進センターの皆さん本当にありがとうございました。

2005/02/25 遠藤 秀一

会場の様子
会場の様子

併設されたツバルの写真展
併設されたツバルの写真展

壇上の様子。副首相のソポアガさんからのメッセージが会場に流れているところ。
壇上の様子。副首相のソポアガさんからのメッセージが会場に流れているところ。

2005年2月23日 南日本新聞