1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

What's New

米国地質調査所の最新の調査は、太平洋に浮かぶ高度の低い環礁島は、地球温暖化の影響で、これまで予測されていたよりも早く浸水する可能性が高いと発表。(写真はツバル国のヌイ環礁のラグーン)

調査団は、地形や海岸の特性が太平洋の多くの環礁島と似たパパハナウモクアケア海洋保護区のミッドウェー島とレイサン島を調査した。以前の調査では、太平洋の環礁島は50年から150年は海面上に残るだろうとの結果だったが、米国地質調査所太平洋海岸・海洋科学センターの海洋学者カート・ストーラッツィ氏は、台風時の風や波の影響を考慮すると、海面上昇は、以前予測されたよりもずっと早くこれらの島々に影響を及ぼすだろう、と言う。今回の調査で、具体的な新たな予測年数は発表されなかったが、ストーラッツィ氏は、多くの島々は淡水が塩害を受け、居住不能になるだろう、と予測する。

Original Text: Study Says Low Lying Atolls To Be Submerged Quicker Than Expected

翻訳 濱川 明日香(Tuvalu Overview副代表理事)