1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

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南太平洋のフィジー諸島

2006年1月2日、お正月の真っ直中に「南太平洋のフィジー諸島近くで地震、M7.1」というニュースが飛び込んできました。以下AP通信と共同通信発のニュースです。

●南太平洋のフィジー諸島近くで地震、M7.1

南太平洋のフィジー諸島近くで3日午前10時13分(日本時間同日午前7時13分)ごろ、強い地震が発生した。米地質調査所(USGS)によると、地震の規模はマグニチュード(M)7.1で、震源の深さは579キロ。

震源は、フィジーの首都、ビティレブ島スバの東南東400キロ、トンガの首都ヌクアロファの西北西345キロ。大規模な津波の恐れはないとしている。

AP通信によると、負傷者や家屋倒壊などの被害は報告されていない。フィジーの各地で揺れが感じられたという。

(出典:CNN.co.jp)

●フィジー諸島沖でM7.1の強い地震

【シドニー3日共同】南太平洋のフィジー諸島沖で3日午前10時13分(日本時間同7時13分)ごろ、強い地震があった。米地質調査所によると、地震の規模はマグニチュード(M)7.1、震源の深さは579キロ。

震源地はフィジー諸島の首都スバの東南東約400キロ。被害は伝えられていない。米太平洋津波警報センター(ハワイ)によると、津波は発生していない。 (10:48)

(出典:日本経済新聞)

当初、地震発生のニュースのみで、津波の有無は少し遅れて報じられました。ラジオで地震発生のニュースを聞いてすぐに現地NGO協同代表のパーニ氏に電話をかけたところ、今のところ津波の前兆はないから大丈夫だろう、という現地の様子が伝えられ、その後、津波警報センターからのニュースも追加されてようやく一安心しました。

後日同氏がからの報告では、震源地が深海だったので、津波発生には至らなかったが、浅い海域で地震が起きれば津波の危険は充分にあり得るので今後とも気をつけたい、ということでしたが、ではどのように気をつければいいかというと???です。

2005年の2月に首相のマーティア氏に独自インタビューを行った際には、救命胴着を国民の人数分援助してくれないかと真顔で話してくださいました。ツバルに住むというのは、船の上に住んでいると錯覚するときすらあるので、この願いは冗談ではなく切実です。

パーニ氏は津波が来たらカヌーに乗って海に出るから大丈夫だと冗談混じりに話していましたが…あながち冗談ではなくて、津波が来たらそうするしかないかもしれません。

いずれにしても津波だけは起こらないことを祈るしかないようです。