1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

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レクチャーの様子 その1
2009年12月4日~12月6日の3日間、ポーランドの古都クラクフでのカンファレンスに参加しました。地元の学生有志で活動している「A.NZ.O.R.A.」からのお誘いを受けての参加となりました。学生のNGOなので当然お金が無く、ポーランド滞在中の食費と宿泊費、写真展の写真ポスターの制作費をANZORAが負担し、Tuvalu Overviewは旅費を負担し、レクチャー代もボランティアで行うという厳しい条件でしたが、コペンハーゲンに行く直前にちょっと足を伸ばせば参加できる場所と日程だったので、思い切って参加してきました。

レクチャーの様子 その2
まず不思議なのは、なんでポーランドでツバルなの?っていう点ですが、「ANZORA」の代表のダリックさんがニュージーランドを訪れたことをきっかけに始まった活動のようで、今後も南太平洋の文化や現状をポーランド国内に伝えるために活動していくそうです。参加して驚いたのは、沢山の学生さんがこのカンファレンスに興味を持って参加してくれていたこと、それから、僕よりも20年ほど前にツバルに仕事で行った人が来ていたり、ポーランド外務省、WWFのスタッフ、様々な人が集まってくださっていて、嬉しい3日間でした。

レクチャーの様子 その3
熱心にカンファレンスに参加するポーランドの学生達。お互い英語は第二外国語なので、英語の上手い下手は関係なく、一生懸命お互いの気持ちを伝え合いました。

写真展の様子
写真展にも沢山の人が集まってくださいました。ツバルの美しい風景、被害写真、「ツバルに生きる一万人の人類」プロジェクトからも出展して、ツバルの人々の気持ちが伝わる展示になったと思います。写真は説明がいらないから楽で良いですね。この時展示した写真ポスターは、この後のCOP15でも活躍します。

カンファレンスを終えて
右からANZORAの代表のDariusz Zdziech、真ん中はロンドンから参加したイギリスのツバル名誉総領事のDr. I. Ayaz OBE 左端は遠藤です。国も人種も違いますが、ツバルを想う気持ちは共通です。カンファレンスを終えて、ツバルをポーランドに広く紹介できた実績をお互いにたたえ合って解散しました。

カンファレンス開催地クラクフ/ポーランド
ちなみにカンファレンスが開催されたクラクフは、ポーランドが王国であった時の都です。共産国時代の雰囲気が色濃く残る街並みは必見の価値があります。もし、ポーランドに行かれることがあったら是非、この街にも立ち寄ってみてください。寒い冬よりも5月頃が良いそうです。

こちらも是非ご一読ください。「コープみんなでエコブログ ポーランド・クラクフでツバルを考える」

NPO Tuvalu Overview 代表理事 遠藤 秀一
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