1998年から南太平洋に浮かぶ島国ツバルに軸を置いた活動を行っています。最新ニュースの提供、気候変動防止を主題とした講演会への講師派遣・写真展へのパネル貸し出しを行う他、鹿児島の体験施設「山のツバル」では、スマートな低炭素暮らしの実験に挑戦しています。

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mangroのコピー

2006年から15年間に渡って推進してきたツバルでのマングローブ植林プロジェクトの総括として、植林マニュアルを制作しました。汽水域のない環境でのマングローブ植林という特殊な条件下で1,116,000本という数の植林を行った経験からの知見を写真やイラストも多用して見やすく分かりやすくまとめてみました。

本来であれば持参して各所に説明しながら配布したかったのですが、COVID-19の影響でツバルに入国できないため、印刷された300冊のマニュアルはDHLでツバルに発送されています。3月中旬には到着する見込みです。

ツバル以外の環礁島でもこのマニュアルを参照し活用できるように、汎用性を持たせて制作しました。pdfデータは下記よりダウンロードできます。

http://www.tuvalu-overview.tv/pdf/mangrove_manual.pdf

気候変動防止の対策として植林はとても有効な活動です。植林できる植物の種類が限られている珊瑚環礁島でも、条件さえ揃えばマングローブ植林ができます。このマニュアルが世界の様々な場所で植林活動の助けになれば幸いです。

植林プロジェクトの指導にあたって下さったISMEの馬場先生、マニュアルのチェックも快く引き受けてくださって、ありがとうございました。英語のネイティブチェックを引き受けてくださった尺八奏者のBruce Huebner氏にもこの場を借りてお礼を申し上げます。また、長年にわたって資金援助をいただきましたコスモ石油エコカード基金とその会員の皆さまにも心からの感謝の意を表明したく思います。

長年にわたり本当にありがとうございました。

COVID-19の影響もあり、ツバルでのマングローブ植林事業は一時サスペンドしていますが、状況を見ながら今後の方策なども検討していきます。