このコーナーでは過去に実施した事業の紹介をしています。
廃棄物処理啓蒙事業
2000年以降、特に首都のフォンガファレ環礁への人口集中が始まってから、ゴミ問題も深刻化してきました。その問題を教育面からサポートしようとして行われている事業です。教育教材を通しての啓蒙活動と、実際のクリーンアップ事業の両輪で行われています。
厚労省・遺骨調査団コーディネート事業
第二次大戦中、日本軍はツバルの隣国のキリバス共和国のタラワ環礁まで派兵を行いました。その当時の、酷い話を長老から教えていただくこともあります。タラワから当時アメリカ軍が占領していたツバル領空に飛来したゼロ戦も数機あったそうです。このような経緯があって、ツバル国内で今でも日本人の遺骨が発見されることがあります。遺骨は専門家の調査の上、手続きを経て日本の遺族のもとに送り返されます。2010年よりこの事業の現地コーディネートのご協力をさせていただいています。
その他にも、政府要人の受け入れ、ODA事業のロジ担など、日本とツバルの架け橋になるべく、様々な活動をしています。
COP15 サポート事業
2009年にコペンハーゲンで開催されたCOP15には、当団体の代表理事の遠藤がツバル国代表団の一員として参加しました。わずか1万人の国民しかいないツバル国では政治的な活動においても、常にリソースが不足しています。当団体は会場でのツバル国の発信力強化を目的に参加し、ブースでの写真展示、メディア対応などを行いました。
ウオータータンクリペアー事業
ツバルにおいて、気候変動は地球温暖化、そして海面上昇という問題を引き起こしています。海面上昇によって地下水に海水が流れ込んで塩害が発生したのは1950年頃からという話を島の長老からよく聞くことができます。その後、雨水タンクを設置して、飲料水としてきましたが、1900年後半からは干ばつ被害もあり、飲料水の確保はたいへん大きな課題となっています。
当団体では首都のフナフチ環礁にある古いコンクリート製の水タンクの内部清掃と水漏れの修理を行う事業を2007年に実施しました。コスモ石油エコカード基金との共同事業として行い、1年間で100基の水タンクの修繕を行いました。